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高麗美術館、そして
2007/08/31(Fri)
高麗美術館で開催中の「高麗美術館コレクション名品展Ⅱ」を見てきました。

洛北、紫竹にある私設美術館で、
その名の通り、高麗・李朝時代の陶磁器・民具・絵画などを集めた、小さいけれどとても静かで落ち着く空間です。

私はここの所蔵品である、「白磁青画栗文小壷」が大好きで、絵葉書をリビングにいつでも飾っています。


白磁青画栗文壷


今回の展示にも素晴らしいもの、かわいいものがたくさんありました。

白磁壷


白磁の壷
釉薬のかかりも美しく、柔らかなまるみが暖かい、やさしい大振りの壷でした。

小箱


何を入れたんでしょうか?
細工の美しい小箱です。
両班:( やんばん) と呼ばれる貴族の女性が大事なものをこの中にしまっていたのかもしれません。

白磁耳杯


今回、私が一番かわいいと思ったのはこの白磁の耳杯です。
画像でみるとスープカップのようにみえますが、実際には杯くらいの大きさで、
これは何に使っていたんでしょうか・・・・・・ やはりお酒を注いで飲んでいたんでしょうか、それは美しく、愛らしい器でした。

高麗美術館をでて、いったん、下り、今度は西陣を目指します。

お目当ては、(多分)今年の夏 最後になるだろう北野天満宮横の「古の花」のかき氷。
果実のシロップも捨てがたいけれど、今回は宇治ミルク金時。
白玉もついてます。

宇治金時


こっちはキウィ
キウィ


どちらもすごく濃厚で「美味しゅうございました」
けして私が両方とも食べたわけではありません、念の為(笑)

このお店は、みなさん、お目当ては「かき氷」で、お昼時は冷たいおうどんや、素麺などをいただいた後、必ずと言っていいくらいかき氷を注文されています。

満足、満足

さて、お腹もいっぱいになった事だし、
上七軒のお茶屋街をうろうろ。
まだお昼なので、お茶屋さんはあいていませんが、お店の前の掃除をしたり、打ち水をしたりで、
通りは気持ちよくととのっています。

上七軒の中にある、老舗の御菓子司「老松」
お店の紹介によるとここのご先祖ははるか、「古事記」の時代まで遡るそうで、
そう言われれば、そうかなぁ、と思ってしまう店構えです。

老松


このお店の一番の「売り」はなんと言っても「夏柑糖」という、夏ミカンの果汁を絞って寒天で固めたお菓子なんですが、今年は材料の夏ミカン(純粋種しか使われないそうです)が不作で、もう作っておられず、代わりに「晩柑」というグレープフルーツを材料にした同種のお菓子が出ていました。




切ってみました。




グレープフルーツ独特の苦みはぎりぎりまで押さえられ、上品で爽やかな味に仕上がっています。
これならきっと、お茶屋さんでお酒を飲んだあとの水菓子として最高かも。

他に、胡桃律(こうとうりつ)、橙糖珠(だいとうじゅ)をいう二つのかわいいお菓子も買ってきました。
胡桃と、金柑を蜜漬けにしたもので、ほんの一口くらいの大きさです。




ほら、かわいいでしょう?
食べるのがもったいないくらい。
でも、食べちゃうんですけどね(笑)

さて、その後も色々あったんですけど、続きは明日。
これって、紫の「食いしん坊日記」状態です・・・・・・

高麗美術館

http://www.koryomuseum.or.jp/default.htm

老松
http://www.oimatu.co.jp/index.html

老松の店内に飾られていた、舞妓さんや芸妓さんのうちわです。

うちわ

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夜、歩く
2007/08/28(Tue)
このところ、夜、歩いています。

と、いっても何も怪しげな事してるわけじゃありません(笑)

夏の間、「暑い!」を言い訳に身体を動かす事をサボっていたらなんだかすっりりしなくて。
どうも、身体が「歩きたいんですけど・・・・・・」と言い始めたようです。

真夏以外の季節、お休みの日には体調に合わせてトコトコと歩いていきます。
歩いてると、
(あれ、こんなとこにこんなものがあったんや)と、気づきの多いこと。

おいしいもん屋さんを見つける事も、
可憐に咲く花を見つける事も、
ひっそりと佇む石仏さんを見つける事も、
ぜーーんぶ、歩いてる時です。

京都は、少し歩くとどこかしらお寺や神社を見かけます。
思いもかけないところに史跡を見つけたり。
春や秋の気持ちのいい時期は半日かけて、どこまでも、
とにかくいけるとこまで歩いたりします。
万が一のときのため、お財布は必須ですけど(笑)
もしも、歩けなくなったらバスかタクシーがある、と思うと
安心して歩いていけます。

目的地を決めて歩くときもあるし、
行き当りばったりで足の向くまま、気の向くままのときも。

だるい  つかれた 
そんなときも歩いているうちに元気になっている自分に気がつきます。

今は暑い時期なので、夜、家事をすませてから歩きに出ています。
だいたい、目安は1時間。
家を中心として、半径3キロ圏内くらいを
道をかえ、方向をかえ、あちらこちらと歩きます。

京都の町は、道が碁盤の目に通っているので
よほどのことがない限り迷子になる心配もないですし。

そう言えば、
『夜は短し歩けよ乙女』という本がありましたね。


もう、乙女じゃないけど、
この本の舞台になっている場所はどこも、
私が一番はつらつとしていた時期に、一番大切な思い出を育んだ大切な場所ばかり。

現実にはこんなふうに誰かが「Follow me!!」してたらやっぱり怖いかな。

余談ですが、ミア・ファロー主演の映画、「Follow me!!」は
大好きな作品の一つです。

それにしても、今日のタイトル

よくよく考えたら横溝正史の小説のタイトルと同じでした。
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おやつを買いに
2007/08/25(Sat)
お昼過ぎの暑い中、おやつを買いに出かけました。

このところ、仕事がつんでて、根を詰めてる連れ合いを甘いもので応援、という口実のもと、自転車とばして西陣まで。

向かった先は、大宮寺の内の角。

「たんきり飴本舗」

創業120年あまり、という飴屋さんです。
いっとき、秘伝の技を持つ職人さんが入院されている、とかで飴の製造販売が中止されていたそうですが、今は店頭にうずたかくたんきり飴が盛られています。

他にもいろんな果物の味の飴や、紫蘇・ごま、抹茶に黒砂糖など、30種類近くにもなるでしょうか。

買ったのは、看板商品のたんきり飴と、お豆さんが入った飴を色々とつめ合わせた小袋を1つ。




お店で飴を一ついただいたのでそれを口にポン、と放り込んで
今度は大のお気に入りの味噌松風を買いに
大徳寺門前「松屋藤兵衛」さんへ。

なんと!
ラッキーな事に「福耳」がありました!
「福耳」っていうのは、味噌松風を箱詰め用に切ったあとに出た端っこを袋につめたもの。




パンの耳と同じ部分だけど、こんがりと香ばしい香りとしっかりした食感は本来の「味噌松風」より美味しいような気さえします。
でも、なかなか出会えなくて、
今日はお店のガラスケースの上にちょこんと一つ、置かれていて
思わず
「あっ!あった」と、つい声が出てしまいます。

お店の奥さんと息子さんが笑いながら包んでくれました。

それに、今日はラッキーな事がもう一つ。
こちらも普段はなかなか売られていない、『珠玉織姫(たまおりひめ)』が
やはりガラスケースの上にあったんです。

織姫


この、珠玉織姫は作られる時期が決まっているそうで、お茶会のお菓子にもよく使われるそうですが、予約を入れないと普通は手に入らない物だとか。
きっと、どこかのお茶会用に作った「余分」を店頭にだされていたのかもしれません。
一見、飴のようにみえますが、これはお干菓子です。
色は5色あって、赤は梅、黄色は生姜、白いのはゴマ、水色は柚子、茶色は肉桂の味です。
どの味もすごくしっかりしていて、次々にいただきたくなります。
お茶会の席では箱点前で使う降り出しにいれて振る舞われるのかな、金平糖くらいの大きさです。

他にも二三、用をすませ、かえってさっそくおやつにしました。

暑い中を出かけて行った「かい」のある、ちょっと得した気分の昼下がりでした。
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香りをまとう
2007/08/24(Fri)
なんだか疲れているみたい、 とか
ちょっと気持ちがささくれてる? とか
正反対に
やさしく穏やかな気持ちで眠りにつく前、 とか

そんなとき、香を焚きます。

と、いってもそんなたいそうな事ではなく、スティック型のお香に火をつけるだけ。
やさしくゆらいで立ち上るお香のけむりとともになにか豊かな気持ちが心の中に広がっていくような気がします。

koro.jpg


香炉やお香立てはいくつかあるのですが、この二つは特にお気に入り。

お香を焚くのは、リビングや玄関、寝室が多いのですが、その場所場所で香炉を決めています。
画像の香炉はリビング用

香りは、その時々で色々ですけど
個人的には「松栄堂」さんの『堀川』という香りが好きです。

松栄堂さんは、京都以外にも東京や札幌などにお店をだしている老舗です。
本格的な香木からお手軽なスティックタイプまで選ぶのが困るほどの種類を取りそろえていて、いついっても店内には上品な香の匂いが漂っています。

『堀川』は、おそらく松栄堂さんの、ビギナーや手軽にお香を楽しみたい、と思ってる人のための”一押し”らしく、観光地の真っ只中、
産寧坂のお店には大抵、この「堀川」が焚かれていて

「今、焚いている香りは『堀川』です

という案内が出ています。

白檀をベースにした上品で甘い香りです。

残暑の厳しい中、お香を焚いて気持ちを安らかに。
やさしい気持ちで暮らしたい、と願う私の癒しアイテムです。

松栄堂さんのHPです。
http://www.shoyeido.co.jp/



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クメールな小壷たち
2007/08/22(Wed)
夕方、ドアを開けるとなにやら空気の中に雨の匂いを感じて、洗濯物を取り込みました。

ほどなく、雷鳴と激しい雨。

今年の夏は夕立がほんとに少なくて、久しぶりの雨に嬉しくなってしまいました。
きっと外の野菜や花達も息を吹返したような気分でいてくれるでしょう。

暑い暑いと言いながらも、気がつくとエアコンの温度設定を少しゆるめていたり、日暮れ時にふく風に心地よさを感じるようになってきたみたいです。

このところ、日をきられた「しんどい」仕事にかかりきりの連れ合いは、近くのお寺や神社を散歩したり、展覧会を見てまわったりができずにかわいそう。

ストレスがたまってないかしら?
と、ちょっと気にしていたら
今日、こんなのがやってきました。

20070822215401.jpg


前から欲しかった鳥の器を、自分へのご褒美に購入したんでしょう、嬉しそうに見せてくれました。

しばらく水につけて、地肌が呼吸し始めたらクメールの器が並ぶ棚に仲間入り

IMGP0481.jpg


楽しみもないと嫌になっちゃうもんねぇ
一日中、ストレスの溜る仕事ばかりだもん。

でも、今日やってきたこの「鳥」の小壷
愛敬があってほんとにかわいい。
クリンとした目やとんがった口

このところ、陶磁器よりは漆器に気持ちが向いてる私ですが、
この鳥を見て、やっぱり焼き物はいいなぁ、と思いました。

でも、骨董好きの大抵の男女がそうであるように、
この「鳥の小壷」のように見て楽しむ焼き物は連れ合いが、
私はもっぱら普段使いできる器専門。

それもまた、バランスが取れていて良し。
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名残の夏
2007/08/20(Mon)
民族の大移動が続いてたお盆ウィークも終わって、またいつもの1週間が始まりました。

実家に帰ってお墓参りしたり、5月末になくなった叔母の初盆にお参りしたり、
あの後、京都に戻って、五山の送り火に手を合わせて。
週末には、里帰りしてた友達と1年ぶりにあっておしゃべりしたり、
連れ合いの「秘密の隠れ家」を掃除しに行ったり。

特になに、という予定がないように思っていても非日常の1週間でした。

酷暑、としか言いようのない今年の夏もぼちぼち秋と選手交代してくれるんでしょうか?
毎日のように、熱中症でなくなったかたのニュースを聞くと心が傷みます。

季節の変わり目を感じるのはどんな時でしょう?
夏の終わりを感じる時

子供のころ、夏の夜は窓を開けたまま眠っていて、朝方、ひんやりとした空気を感じる時。

海に遊びにっても、もう誰も泳いでいなくて、波打ち際に干からびた海草やクラゲを見つける時。

蜩が鳴き始めたのに気付いた時。

たんぼの上を赤とんぼが飛んでいるのを見つけた時。

それが以前の私の「夏の終わり」でした。

今日、仕事の帰りにデパートに買い物にいったら
それはそれは見事なくらいに売り場全体が「秋」に変わっていました。

子供のころには気付かなかった季節の移り変わり方です。

和菓子屋さんの夏のお菓子ももうお終い。

もうすぐ私が一番好きな「秋」がやってきます。

李朝膳の上に飾っている器の模様替えもして、

でも、その前にもう一度、かき氷食べにいかなくちゃ

20070820224159.jpg


影青 飛青磁の小壷とスンコロクの壷、お茶碗です。
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ちんまり、大文字
2007/08/16(Thu)
8月16日は京都、五山の送り火

午後8時の点火にあわせて家を出て加茂川の河原に出かけていきました。
去年も同じ場所で大文字を見たことを思い出しながら、同じように加茂川目指して歩く人たちの中で、自然と足が早まります。

今年はNHKが生中継する、と数日前から番組宣伝をやっていました。
7時のニュースが終わって、中継番組にカメラが切り替わると、河原には人・人・人

あれは出町のあたりでしょうか。

私が見に行く場所はもっと北なのでたぶん、あれほどは混雑していないだろうけれど映像を見たせいでやっぱり気持ちがはやります。

途中、
あっ・・・・・

デジカメ持ってくるのを忘れた

でも、取りに戻る時間はない、と判断してあきらめつつ、河原に着いたのが7時50分、少し前。

木にさえぎられないベストポジションを探りながら微妙に場所移動しました。

仕事帰りと思しきサラリーマンや、小さな子供をつれた若い二人、
しっかり手をつないだ年配のご夫婦、
わんこをつれた人、自転車の人、三脚でカメラを構える人、

人々がざわざわと待つなか、
午後8時

大文字に火がつきました。

最初はいくつかの小さな点
だんだんと広がり進んでいって、「大」の字が浮かび上がるころにはオレンジの炎が天へ向かって立ち上っていきます。

「大」は次第にくっきりと姿を見せ、大きくなっていくようでした。

そして、ひとつの大きな「大」は、少しずつ、また線が細くなっていきます。

この頃から、人々は北へ向かって移動を始めました。
つられるように、北へ

北大路橋を少し外れたあたりで、「妙」「法」の一部がちらちらと見え隠れし、その中を加茂川に沿って北へ北へとあがっていきます。

舟形が、夜空を赤く染めながらだんだんと形になっていくのを見ながら歩いていると、途中「左大文字」が見える瞬間があります。

北山橋まで行くと、交通整理の警察官がどこかのおばあちゃんに
「全部がみえるとこはないですわ」と、
それでも少しでも船形がはっきり見える場所を身振り手振りで説明していました。

鳥居を見ることはできませんでしたが、
残る4つはなんとか見ることができて、

今年は私自身の近い身内や、連れ合いの大事な友達が逝ったこともあって、心の中で手をあわせ、
見送った送り火でした。

デジカメを忘れてしまったので携帯で。
でも悲しいくらい、ちんまり。

ほんまのほんまは、見事にきれいな大文字です。


20070816233646.jpg

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ネット古書店
2007/08/14(Tue)
勤務先の同僚に、本が大好きな人がいます。
お給料のほとんどが毎月本代に消えていくらしいです。

その同僚と、ネット古書店の話になりました。

どんなサイトが使いやすいか、自分の好みとマッチするのはここ、というような内容だったんですが

私が(いいなぁ)と思っているのは
『海月書林』さん。
http://www.kurageshorin.com/index.html

ここはネット上だけでなく、東京・杉並にお店もあります。

オーナーは市川慎子さんという、20代の素敵な女性。
オーナーのセンスが素晴らしく、サイトを見ているだけでも楽しくなってしまいます。

ネットの古書店をのぞいてがっかりする事の一つに、
どんな内容なのかがわからない、と言うのがあります。

そもそも、特定の本を「欲しい」という目的で探している場合はそれがどんな本なのか自分でちゃんとわかっているから問題は無いわけですが、
著者に興味があって、その人の著作を探している場合など、
本の内容についてのちょっとした解説めいたものがあると選びやすい、
ということがあると思います。

この『海月書林』さんの素敵なところは、オーナーが取り扱っている本について、簡単な解説と、彼女自身の思い入れのような文章をつけているところなんです。
オーナー自身が、本当に本が好きで、しかも、自分自身が好きな本を、同じように大事に思っている人のもとで大事に読まれる事を願っている、
そんな思いがしっかりと伝わってくる古本屋さんです。

私の母などの世代の人が、きっと楽しみに大切に読んでいたんだろうな、と思われる、婦人向けの雑誌、
表紙を見ているだけでなんだか心がほっこりしてくるような本
作って見ようかな、と思わず台所にたちたくなるような料理の本

あぁ、少し前まで、こんなふうに丁寧に作られていた雑誌や本が日本にはたくさんあったんだなぁ

ここのサイトを見ていると、やさしい気持ちになれる、
そんなお店です。

さて、今日、この話しをした同僚の夢は、大好きな本に囲まれて一日中読書三昧過ごすことだそう。
そして、ネット古書店を始める事が夢なんだそうです。

一番好きな事を仕事にする、
それは幸せと苦痛が背中合せの世界へ足を踏み入れる事になるのかもしれません。

いつか、起業したら私が一番のお客さんになるね

そう、約束しました。
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京都五条坂 陶器祭り
2007/08/08(Wed)
8月7日から10日まで、
五条坂で陶器祭りが開催中です。

http://www.toukimaturi.gr.jp/kaijyou.html

今日、陽が落ちるのを待って、でかけていきました。
川端通りと東大路を結ぶ五条通りの両側に屋台のテントが立ち並び、焼き物を販売しています。

北側の通りは、地元の陶磁器を扱うお店や、作家物のお店が並んでいます。
普段、なかなかのぞきにくい作家ものの店の中に気軽に入っていけるのもお祭りならでは。

この、通りの北側は京焼きのお店や、露天でも京焼きなどの瀬戸物を扱っているお店が多いようでした。
中には、「骨董」とまではいかないような、明治~昭和期の器を扱っている露天も。

こちらは通りの幅が狭いこともあって、少し立ち止まる人が重なると「渋滞」がおこります。
大和大路あたりまで来ると食べ物やさんの屋台がメインになってきているようでした。

ここで南側へ渡ります。

通りの南側には、自分で焼いた作品を持っていて並べている人たち。
私にとってはこちらの方がずっと楽しかったです。

備前焼き、信楽、美濃焼、など、古くから窯を持つ地域から来ている人でも、器は様々。
李朝の写しを中心に並べているお店。
今はやりの、苔玉をいれるための鉢を並べている人、
釉薬を工夫している作品など、なかなか面白かったです。

怖いような真っ赤の釉薬をかけた物があるかと思えば、その隣にはコバルト色の焼き物ばかり並べているひともいて、一つ一つのテントが、作り手の個性を表しています。

器にも流行のようなものがあって、一時期の備前ブームは今では下火になっているようで、今日みたところでは白磁、もしくは粉引手が多いように思いました。

出店している人のなかでも若い人たちは仲間とおぼしき数人で、おしゃべりしながら食べたり飲んだり、このお祭りを楽しむ姿勢がみえていて、言うなれば「学園祭」のノリとでもいうのでしょうか。

作陶家の中には自分の作った器を丁寧に説明してくれる人も多く、
土をこね、窯をたき、こしらえた器たちを
この時期、直接お客さんと会話をしながら買ってもらえるのは
彼らにしても励みになる良い機会なのでしょう。

普段、新物の器を買う事はほとんどないわが家ですが、

8.8.jpg


先日求めた根来塗りの折敷と同じく、根来の塗りに麻布を貼った皿と、
美濃から来た作陶家さんの伊良保の皿を買ってきました。

このお祭り、
食事ができるお店が少く、どこも混んでいるので、
腹ごしらえは、東大路あたりで済ませるか、屋台のたこ焼きやとうもろこしなどで誤魔化すか、

くれぐれも、お腹がすいて、露天をみてまわる気力がなくなることのないよう、ご用心を >^_^<
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フィラデルフィア美術館展
2007/08/04(Sat)
京都市美術館での「フィラデルフィア美術館展」

先日このブログでも少し触れましたが、見応えのある作品が多くて素晴らしい展覧会でした。
アメリカ人の太っ腹、という妙にピントはずれの感想を持ったりしました。

会場内は写実~印象、キュビスム、シュルレアリズムそれにアメリカ美術の5つの構成からなっていました。

それぞれもコーナーにいくつか心引かれる作品がありました。

第一のコーナー
「写実主義」ではのっけから
ギュスターブ・クールベの「スペインの女」

20070804230545.jpg


発表当時、この作品はあまり高い評価をされなかった、と解説されていましたが、力強い生命力にあふれ、モデルとなっているスペイン女性の意志のようなものが画面から迫ってくる、素晴らしい作品でした。

2番目のコーナー
「印象派」ではモネの「ポプラ並木」
光の取り込み方が美しい作品でした。
ゴッホとゴーガンが隣り合わせで展示されていたのも面白かったですし、ドガの、バレリーナをモチーフにしたブロンズ像の素敵でした。

3番目のコーナーでは、なんと言ってもクレーの「魚の魔術」

20070804231355.jpg


この展覧会での「私の一押し」です。

黒を基調とした中に赤や黄を混在させた背景
その中に泳ぐ魚たち
花や時計、月や人は魚たちがみている夢の中での存在でしょうか?
楽しく、幻想的で、柔らかく、いつまでもみていたいと思わせる1枚でした。

シュルレアリスムでは
ジョアン・ミロの「月に吠える犬」
なんだかわからないけれど妙にかわいく引き込まれてしまう作品でした。
砂漠のような空間に、溶けかけたチーズのような月
ふざけたような顔つきの犬がみているのは、その月ではなく、天に向かって伸びるハシゴ

他にもルソーの「陽気な道化師たち」
オキーフの「ピンクの地の上の2本のカラ・リリ」なども印象に残る作品でした。

出品77点、というのも、疲れずにみてまわるには頃合いで、
集中力を保ったまま、いい展覧会だった、と思うにはあのくらいの規模が本当はいいのかもしれません。

買って帰ったポストカードの中からミロを選んで友達に夏の便りを出しました。
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白磁 輪花小皿
2007/08/02(Thu)
今日も暑い一日でした。
台風の影響か、なんだか気持ちの悪い熱風が吹いてましたね。

小さな鉢植えを室内に避難させようか、気になって、ニュースで台風の進路をチェックしている夜です。

今日、新しい器を迎えました。

中国・南宋時代の白磁の小さなお皿です。
輪花の形が愛らしく、清楚な白が昨日購入した根来の折敷にもぴったりと相性がよさそうです。

20070802225420.jpg



金平糖を入れてみたらどうでしょう?

練りウニを入れても似合いそうです。

きゅうりの浅漬けを2、3枚入れても夏らしくて爽やかにうつりそう。

マーマレードやいちごのジャムもいいかもしれません。

器の楽しみは、出会った時の喜びと、
眺める喜び、そして

つかう喜び。

夏の朝の食卓に、楽しみがまた一つ。
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漆の折敷
2007/08/01(Wed)
今日は京都市美術館で開催中の「フィラデルフィア美術館展」にでかけてきました。

今年に入って、大きなタイトルの美術展にいくつか行きましたが、
タイトルの大きさに過度の期待を抱いてでかけ、ちょっとがっかりして帰る事が続いていたので、どうかな、という気持ちもあったんですが。

展示数は絵画・彫刻含め77点、とこの美術館で開催するには少し少なめでしたが、な内容はとても充実していました。

感想は後日、書くことにして。


展覧会観賞後、お昼ご飯を食べに『京菜家』というおうどんのお店に入りました。

http://www.kyoto-kougetsu.co.jp/kyonaya/

美術館へ向かう途中、神宮道でたまたま目に入って、
お昼はここでうどんでも、って感じで入ったんですけど、
「あたり」でした。

連れ合いは、京生ゆばうどん、私は京ふくさうどん、
どちらもつめたいお出汁でお願いしました。
昆布やカツオの風味がしっかり効いて、上品で美味しかったんです。

ゆばうどんの方は、薄口の醤油味で、まろやか。
ゆばもたっぷりのってました。
添えられた、ワサビを溶いていただきます。
京ふくさは、白みそのおつゆです。
ほんのりした甘みに、ごまの生麩や青菜、(おそらく)葛をまぶして湯通ししたぷりぷりのエビがのっていました。
どちらも麺は細めで、でもしっかりこしがありました。

連れ合いと外で食事をする時はたいてい違ったメニューを注文して、途中で交換するので、一度の食事で2つの味わいを楽しむことができます。
今日は暑かったので私たちは冷たいおつゆをお願いしたのですが、(満席の)他のお客さんはみんな、熱いおつゆを頼まれてました。
次の機会にはあったかいお出汁でいただいてみなくては。


「京菜家」から三条に向けて下がったところに漆の器を扱っている
「「漆の常三郎」があります。

こちらのお店は、製造元が直営されているのでデパートなどと比べると格段にお安い価格設定。
この神宮道の他に、銀閣寺道や 曼殊院道、二寧坂にもお店があります。

漆塗りの器のイメージといえば、高い・手入れが大変・使い辛い、など敬遠したくなる事の方が多いかもしれません。
でも、漆の器は実はすごく使い勝手がよく、しかも特別なお手入れはさして必要じゃないんです。

木地に漆を塗り重ねた器は、何より手に持った時、温もりが伝わってきます。
それに、熱いものを入れてもしっかり手に持つことができて、割れる心配もほとんどありません。

骨董でも、明治以前くらいまでの漆器は、それはそれはきれいです。
丁寧に塗りを重ねてあるのでほとんど傷む事もありません。
そして、嬉しい事に、陶磁器に比べるとずっと手ごろな値段で買うことができます。

私は、普段の食事や、おやつ時に、しばしば漆器を使います。
使った後は、ぬるま湯で洗って、綿の布でふいて、自然に乾かすだけです。
使うたび、つやがましていい色になっていくようです。

今日は、以前から欲しいと思っていた折敷を求めました。
木地の素材や、漆の種類、塗りの種類、大きさ、厚さ、
様々ある中から、木地に麻布を貼った上に根来塗りが施されたものを選びました。
わが家のテーブルや、普段使っているお箸などの色を考えてこれに決めました。

お昼ご飯を食べるまえに、やはり神宮道の和菓子屋さん
http://www.heianden-wagashi.jp/item_kisetu.htm

「平安殿」で、麩饅頭と竹に入った水羊羹を買っていたので
帰ってさっそくお茶にする事に。

この平安殿さん、店内に入ると、富本憲吉さんの書かれた扁額や武者小路実篤さんの額がかかっていて、
(やっぱり京都やなぁ)と思わせられます。

20070801232615.jpg
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