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ふらふら
2008/06/01(Sun)
一日中雨、の予想が外れた土曜日、泉屋博古館で開催中の『能の彩 面と装束』を見ようと出掛けました。

住友家が収集した数々の美術品を収蔵している泉屋博古館は青銅器のコレクションでは世界的にも有名なところ。
入館時にホームページのプリントアウトを提示していただいたプレゼントのポストカードがこれ。





一番手前にあるのは『是害房絵詞(ぜがいぼう えことば)』絵巻の部分です。






是害房といえば中国から渡ってきたとされる天狗、その天狗が比叡山の高僧に懲らしめられて散々な目にあって退散する、というお話ですがなんだかこの絵巻、すごく面白そうです。
今度企画展で出品されることがあったらぜひ見に来なくては。

さて、まずは常設展示室から見てまわることにしました。

こちらの美術館ではミュージアムボランティアが数名いらして常設展示されている青銅器についてわかりやすくそして詳しく解説をしてもらうことができます。
ガイドしていただくと自分だけでぼんやり見ているときとは違って興味深い知識を色々と教えていただけ鑑賞の深みが違ってくるようです。

ほんとうに数多くの青銅器が展示されていましたが中でも私が一番面白かったのはここの美術館のパンフレットにも載ってるこちら。





「ゆう」という名前のついた形状の青銅器でこれは「虎ゆう」というのだそうです。
背中があいて中にお酒が入れるための道具。
大きく開けた口の下に人間がしっかりしがみついています。
これ、どういう意味なんでしょうね。
虎は守り神だったということから、人を守っている、とも、また、今まさに人間を食べようとしている、とも取れそうです。
ガイドさんも「なんでしょうねぇ」と笑っていました。
でも意味はどうあれユニークでかわいい姿に笑ってしまいました。

常設展示場で青銅器をじっくり見た後は特別展『能の彩』へ。

こちらでは能面の逸品をいくつか見ることができました。
大飛出という目をぎょろりとむき、大口を開けた、思わず噴出しそうになる面白いお面からちょっと怖い女の面まで、能面ってまるで生きているようです。
中に、中年の女性の面もあったのですが、見事に老いが打ち出されていて見ててつらいものがありました。
まぁ、昔の人は平均寿命が短かったので、今のイメージとはかなり違っている、ということで納得することにしましたけれど(笑)

美しい装束に施された丁寧な刺繍や織りを堪能できてなかなか楽しい展覧会でした。

泉屋博古館から歩いて細見美術館へ向かいます。
途中、お昼を、ということで細身美術館の2軒となりのおばんざいの店『だる満』へ。
『海老の天麩羅付禅味御膳』をいただきました。




最初に食前酒の梅酒、
それから胡麻豆腐(これ、こくがあってすごく美味しかった)、
それから5種類ほどのおばんざい(豆腐のチリソース・ほうれん草の胡麻和え・お芋さんのたいたん・根菜の煮しめ・白和え  だったと思います)、
おろし蕎麦(私は蕎麦アレルギーがあるので食べられませんが私の分まで食べた連れ合いによると「すごく美味しいお蕎麦」だったそうです)、
豆ご飯(塩味がちょうどいい具合でほんとに美味しかったです)、
そして天麩羅の盛りあわせ(海老・しいたけ・なすび・かぼちゃ・しし唐、どれもさくさくで美味しいこと)

お店の方に伺うとどれも全部お店で手作りされているとの事、きっと材料も吟味されているんだと思いました。

ところで、私はこのお店で最初に出た梅酒を飲んで酔ってしまったんです。
実はアルコール類が全くだめな私。
けれど、時々「おいしいなぁ~」と思うときがあって、軽めの食前酒はいただくことがあるのです。
梅酒、一口飲んだら美味しくて、ついつい、こくん、と飲んでしまったらお料理を食べてる最中に、顔がかーっと熱くなって、胸がドキドキ、身体がふわふわしてきました。
「ほら、いわんこっちゃない、顔、まっかになってるし」
心配しつつ呆れ顔の連れ合いに「どんどんお茶飲みなさい」といわれてがぶがぶお茶を飲みました。
食事が一通り終わっても身体が熱くてふわふわする、と「酔いを醒ますため」言い訳してデザートに白玉クリームあんみつまで食べちゃいました。
これに入ってたあんこの美味しいこと。
甘すぎず、しっかり味がついてて、嬉しくて思わずお店の人に「すごく美味しいです!」
とお伝えすると「これも店で全部炊いてるんですよ」とのこと。

デザートを食べ終えて、そろそろ、とお店を出たけれど、まだ酔いは醒めてないし、どうやら細見美術館はこのままでは無理な様子。
と、いうことで交差点の近くの石のベンチに座ってペットボトルのお茶をがぶがぶ。
どれくらいそうしていたでしょう、ようやっと少し楽になってきたので予定通り細見美術館にも寄ることにしました。

こちらは特別展 『江戸絵画の夢と光 - 若冲・北斎とともに - 』
そのⅠ期が6月Ⅰ日まで、ということで相変わらずの滑り込み鑑賞です。
若冲の絵画8点を含む39作品の出品。
やっぱり若冲はいい!
鶏をモチーフにしたものが多かったのですがどれも生き生きと息づいていて見事でした。
ほかにも北斎や酒井抱一の絵や光琳・乾山の作品など充実した内容でした。
6月6日から始まるⅡ期の展示も楽しみです。
リピーターカードをいただいたので次の展覧会は入場料が半額でお得感もいっぱいです。

この日の反省

口当たりのいい梅酒には要注意 
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コメント
- のんびり信頼の顔 -
救急担架に担がれているのは酔っ払い天狗かなー?
ゆうくんののんびりした顔をみて虎に守られていると確信しました。
いいものを観てお腹にもいいものを入れ気分も梅酒でいい感じ、そしてあんみつまでもー
ちょっとだけ紫ちゃんにならせておくれやす。。。
2008/06/02 04:51  | URL | ヘルブラウ #pDmV/urE[ 編集]
- 素敵な時間 -
美術館レポート、わくわくしました。分身がご一緒して歩いているようでした。
しばらく美術館も行っていませんね。 あ、承天閣美術館の錦絵巻は行きましたね。

虎ゆう、絶対あれは虎に変身するまで呑めということだと思います(笑) 紫さん、呑めないのですね。でも呑んでしまった梅酒は、それほど美味しかったと言うことでしょう。

決めた、今夜の晩酌は自家製の梅酒にしましょうか。鱧の落としが食べたいな。
2008/06/02 08:09  | URL | 阿修羅王 #QmhNi1cU[ 編集]
- わたしもヨワイんですよ -
こんにちは
泉屋さんのポストカードプレゼントは知りませんでした。早速わたしも・・・
是害坊、大好きです。温泉治療シーンがけっこう楽しいんです。この住友本のほかには曼殊院のがあるはずですが、どちらも楽しいです。
青銅器は関西では、ここと白鶴、奈良博などが名品を公開してくれてます。都下では東博くらい。(五島はめったに出さない)楽しまれて良かったです。←青銅器ヲタなわたし。

それにしてもだる満ランチ、おいしそうです。
今度行こうと思いました。
同じメニューに挑戦です♪
梅酒の酔いは目薬と厚化粧(!)で隠すことにします。
行動がヘンなのはいつものことだから、誰も気づかないかも(笑)。
2008/06/02 12:54  | URL | 遊行七恵 #-[ 編集]
- こんばんは! -
美術館を2件、ご一緒させて頂いたようです。
「虎ゆう」・・・細かく地模様を施して、丁寧な仕事ですが、
この人、何処の国の人・・・?
眉毛は、つながっていて、猿顔ですよねぇ!
お酒を注ぐにも、後引きしそうだし・・・装飾用でしょうか?
お酒が、ダメなのは、以前おっしゃっていましたね!!
そうです、甘い、美味しいと思って呑むと、
しっかりアルコール分はありますので、
変になってしまいます・・・でも、やっぱりチョッとは、舐めてみたいんですよね(^^)
2008/06/02 19:31  | URL | tourien #-[ 編集]
-  -
『是害房絵詞』
天狗というより、鷲とか鷹っぽいんですね。
これにも何か由来があるのかしら…

『海老の天麩羅付禅味御膳』
美味しそうです~
胡麻豆腐がいいですね。美味しい胡麻豆腐は、なかなか出会えないので、食べてみたいです。

『梅酒で…』
わかります。
私もちょっと飲んだだけで、動悸が激しくなって、大変なことになってしまいます。
紫さんもアルコールを分解しない体質ないんですね。
なので、外でアルコールを口にすることはないです。
(家でもないですけど…)
もう自力で家に帰れなくなってしまいますので。
でもこんな素敵なお料理に添えてあったら、口にしたくなりますよね~
2008/06/02 20:19  | URL | ば~むく~へん #-[ 編集]
- ヘルブラウ さま -
こんばんは。
そうですよね、安心した顔つきで虎にしがみついてますからきっと守り神なんでしょう。
お酒はねぇ、ほんとにだめなんです。
飲み会の乾杯のとき、格好だけでも、といわれてビール口にしたら必ず頭痛がします。
2008/06/02 22:46  | URL | 紫 #-[ 編集]
- 阿修羅王さま -
自家製の梅酒で鱧の落し、美味しかったですか?
我が家は私がアルコール類をいただけないので梅はもっぱら梅ジュースにします。
今年も2日前に仕込んだんですよ。
あとは紫蘇ジュース
今、庭で赤紫蘇がぐんぐん育ってます (*^_^*)
2008/06/02 22:49  | URL | 紫 #-[ 編集]
- 遊行七恵 さま -
入場者プレゼント、あの3枚以外の組み合わせもあるなら企画展のたびに提示したくなりますね(お一人様1回限りってなってるけど)

是害坊、温泉で治療したりしてるんですね、ぜひぜひ見てみたいです。
絵巻物ってはまってしまいますね。ほんとに面白い。

だる満、美味しかったですよ。
気取った味じゃなく、何度でも行きたくなる誠実な美味しさでした。
今度は梅酒に注意しなくちゃ(笑)

2008/06/02 22:56  | URL | 紫 #-[ 編集]
- tourien さま -
虎ゆうは中国の西周時代のものでガイドさんの説明では儀式のときに使用したので実際にお酒などを入れて使ったりはしてなかったんじゃないか、ということでした。
でもほんとに面白い表情でしょう、虎も人も。

食前酒、アルコース度数の低いものならお食事してるうちに抜けるんですけど、ここの梅酒は本物(笑)だったみたいです。
そんなわけで、食事の後に行った細身美術館のお話がさらっと流す程度になってしまいました (^_^;)
2008/06/02 23:03  | URL | 紫 #-[ 編集]
- ば~むく~へんさま -
是害房のことは私も詳しくはわからなくて、以前にどこかのお寺に行ったときにちらと読んだ気がしているのですが。
このあたりのことはリンク先の遊行七恵さんがお詳しそうです。

ば~むく~へんさんもアルコール分解酵素がない体質なんですか、お酒って全く飲めないと困ることって結構ありますよね。
割り勘での飲み会のときもちょっと損した気分になります(笑)
この日のお出かけは梅酒を言い訳に帰りはタクシーになりました。

2008/06/02 23:15  | URL | 紫 #-[ 編集]
-  -
うっ・・・・・困ったお酒の話しかついてゆけぬ・・・・。笑)

2008/06/03 07:26  | URL | ひげ #-[ 編集]
-  -
昔、漆作家の人と国立美術館で初めて若冲の絵をみましたがその頃は全く興味がありませんでした。

いつか相国寺の「芭蕉図」をTVで観た時は感動しまして、そのとき以来のファンでもあります。
実は恥ずかしながら只今、「軍鶏」を描き終わったところでこの記事ともタイムリーでビックリ!

2年前だったでしょうか、三の丸尚蔵館に行って来ました。

紫さんもアルコールは駄目なのね。口に甘いものは気をつけた方がいい?
2008/06/03 13:32  | URL | boumama #-[ 編集]
-  -
こんにちは。
美術館の梯子とは良いですね。
東京は人が多くて、一つを見たらもう体力の限界っていう感じになってしまいます。
4月の忙しい時期も何とか時間を作って、東京近代美術館で行われていた東山魁夷展だけはなんとか見る事が出来ました。生誕100年という事で期待していたのですが、以前横浜で行われた美術展の方が内容が濃かったような気がします。そこでは偶然、画伯の奥様にも出会い、お話もできました。
2008/06/03 16:34  | URL | 君平 #3/VKSDZ2[ 編集]
- こんにちは -
京のおばんざい、おいしそうですね~~
わたしも食前酒に出る梅酒はうっかり飲み干さないように気をつけていますが、あれ、少しずつ飲もうと思うと持って行かれちゃうのでついついグッと飲んじゃいますよね^^
2008/06/03 16:57  | URL | われもこう #-[ 編集]
- 星を呑む -
なぜか、真似する訳ではないのですが
私も全くの下戸です、若い頃は付き合いでむりやり
飲まされて何度も死ぬほどひどい目にあいました。
でも私が敬愛する人にはどういう訳か酒呑みが多いんです
大阪の道修町という所に昔、小西来山という俳人がおりました
豪放磊落な性格で酒を愛し家業の薬問屋もほおりだして
俳人として飄々と人生を送った人でした。
芭蕉とかと同じ時代の人なんですが、この人の俳句に
「酔うて酔うて 氷りくだいて星を呑む」というのがあります
この句を始めて読んだ時は、ほんとにびっくりして
その後、ああこんな風に酒が呑めたらな~と・・・
私には何か形容しがたい魅力のある句なんです。

それから画像表示の件ですが
さんざんPCを弄った挙げ句どうにもならずに
NTTに電話してメンテの方に来ていただくことにしたのですが、
次の日PCを立ち上げると何事もなかったかのように完全復旧。
明らかにNTTの回線か中継機の不具合のようでした。
現在は快適に表示できております
ご心配いただき恐縮です、
また面白い写真、愉しみにしております。
2008/06/03 21:37  | URL | aki #-[ 編集]
- ひげさま -
こんばんは。
ひげさんはお酒、お好きですか?
私は自分は飲めないけれど一緒にいる人たちが気持ちよく酔って楽しい雰囲気の中にいるのは好きです。
ほんとは少し飲める様になりたいんですけれど、大虎になるよりは飲めないほうが良いですね(笑)
2008/06/03 22:30  | URL | 紫 #-[ 編集]
-  -
私も ビールを お猪口で飲んで 酔うくちです。
 いつも 良い催しに お出かけで 田舎に引っ込んだ身としては つらいですね。
 若冲の 大胆さは いいですね。北斎の大胆とは 少し違って おもしろいです。
 細身 細見 別のものでしょうか。
 
2008/06/03 22:35  | URL | 小紋 #-[ 編集]
- boumama さま -
こんばんは。
若冲、色彩鮮やかなものももちろんすばらしいですけど、墨ひとつでさっと描き上げた水墨画も筆の勢いやのびやかさ、おおらかさが大好きです。

甘いお酒にはやられちゃいますよね。
若ーい頃、トロピカルジュースのようなカクテルを「美味しい、美味しい」とぐびぐび飲んでたらスツールから転げ落ちました。
2008/06/03 22:36  | URL | 紫 #-[ 編集]
- 君平さま -
こんばんは。
確かに、東京での展覧会は地方と違って入場者の数が半端じゃなくてつらいものがありますね。
でもお出かけになった展覧会で東山魁夷先生の奥様とお話しする機会を得られたのは幸福な偶然でしたね。
そういうことがあると同じ絵を見ていてもなんだか気持ちが違ってくるような気がします。
美術展などの面から言うと、やっぱり東京は羨ましいです。
2008/06/03 22:41  | URL | 紫 #-[ 編集]
- われもこうさま -
時々、器にまだお料理がちょこっと残っているのに「お下げしますね~」とかいって持って行かれそうになりますよね。
よほど心残りなときは「まだ食べます!」といいますけど(笑)
(とんとんと早く食事させて終わらせたいの?)とちょっと残念な気持ちになったりします。
このお店は、本当にゆっくり食事できて、気持ちのよい接客でした。
2008/06/03 22:45  | URL | 紫 #-[ 編集]
- aki さま -
こんばんは。
akiさんも「アルコール分解酵素ない組」でしたか。
コメントつけてくださった方の中に「飲めない組」の方が意外と多かったので心強かったです(笑)

小西来山、
『門松や冥土の旅の一里塚』  ですね。

でも道修町(関西以外の方へ、「どしょうまち」と読みます。江戸時代に薬問屋が軒を並べていた町です)の出身だとは知りませんでした。
氷砕いて星を呑む  おしゃれな感覚ですね。

それから、画像表示の件、解決してよかったです。
PCって、時々、(わざとか? わざとやってんのか?)と思ってしまうほどこちらの気持ち見越したように言うこと聞かなくなりますね。
まるで生きて意志を持ってるみたいです。
2008/06/03 22:57  | URL | 紫 #-[ 編集]
- 小紋さま -
小紋さんもいけない口ですか、お酒。
ほんと、お付き合いのとき飲めないのは不便ですよね。
楽しそうに飲んでる人見ると羨ましいです。

そして・・・・・・

きゃーーーーーー!
間違ってました、変換間違い!
細見美術館です。
教えていただいて、こっそり修正しちゃいました (^_^;)
ありがとうございます
2008/06/03 23:00  | URL | 紫 #-[ 編集]
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