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白州正子
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2007/06/27(Wed)
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初めて白州正子さんの本を読んだのは「器つれづれ」でした。
白州正子、という名前は知っていたものの、ではどういう人なのか、というと、恥ずかしながら具体的なことは何も知らなかったのです。 彼女や、彼女と親交のあった人たちの本を読むにつれ、こんな世界に生きている人たちがいるんだ、と、羨ましく、反面恐ろしくもあります。 美しいもの、本物を見抜く力を持たない人は存在することは許されないサークルです。 彼女の、骨董に対する著作や、お能、着物、交友録などの随筆を読んで、 名家に生まれ時代の最先端の教育を受け、白州次郎という、同じく日本人離れした人と結婚し、一流と呼ばれる人々と交流し、好きなものを追いかけ続ける人生の素晴らしさに打ちのめされるような読後感を持っていました。 今日読んだのは2冊 白洲正子“ほんもの”の生活 ![]() それに、 白洲正子 美の種まく人 ![]() どちらも新潮社の「とんぼの本」です。 これまで読んできた、白州正子さん自身の著書や、彼女を知る周辺の人々が書いた著作とは少し違った一面が書かれていて興味深く読むことができました。 家事を一切しなかった生涯、 夫の次郎氏とのある種の葛藤、 勘の鈍い人に対する冷たさ、 そんなことを初めて読んでどこか納得する自分がいました。 だって、美を追求する生活を、あんな風にしながら一般でいうところの家庭生活もこなしていたとしたとしたら それこそスーパーウーマンですもの。 小さい頃から何人もの人に身の回りの世話をされていたから魚を食べるのがすごく下手だった、(きっといつでもだれかが身をとって皿に移してくれたのでしょう)とか、 幼い頃から家族のいない、広い食堂で一人で食事をしていた不機嫌な女の子だった、とか、 祖父母と父母が、あまり仲がよかったとはいえなかった事が寂しかった、とか。 なにか、読んでいてホッとしたのは、そこに人間らしい寂しさやわがままを見たからでしょうか。 今、白州夫妻が終の住処としていたご自宅、「武相荘」(ぶあいそう、と読みます、夫、次郎氏の命名)は一般公開されています。 いつか尋ねてみたい場所です。 http://www.buaiso.com/index.html |
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