漆の折敷
2007/08/01(Wed)
今日は京都市美術館で開催中の「フィラデルフィア美術館展」にでかけてきました。

今年に入って、大きなタイトルの美術展にいくつか行きましたが、
タイトルの大きさに過度の期待を抱いてでかけ、ちょっとがっかりして帰る事が続いていたので、どうかな、という気持ちもあったんですが。

展示数は絵画・彫刻含め77点、とこの美術館で開催するには少し少なめでしたが、な内容はとても充実していました。

感想は後日、書くことにして。


展覧会観賞後、お昼ご飯を食べに『京菜家』というおうどんのお店に入りました。

http://www.kyoto-kougetsu.co.jp/kyonaya/

美術館へ向かう途中、神宮道でたまたま目に入って、
お昼はここでうどんでも、って感じで入ったんですけど、
「あたり」でした。

連れ合いは、京生ゆばうどん、私は京ふくさうどん、
どちらもつめたいお出汁でお願いしました。
昆布やカツオの風味がしっかり効いて、上品で美味しかったんです。

ゆばうどんの方は、薄口の醤油味で、まろやか。
ゆばもたっぷりのってました。
添えられた、ワサビを溶いていただきます。
京ふくさは、白みそのおつゆです。
ほんのりした甘みに、ごまの生麩や青菜、(おそらく)葛をまぶして湯通ししたぷりぷりのエビがのっていました。
どちらも麺は細めで、でもしっかりこしがありました。

連れ合いと外で食事をする時はたいてい違ったメニューを注文して、途中で交換するので、一度の食事で2つの味わいを楽しむことができます。
今日は暑かったので私たちは冷たいおつゆをお願いしたのですが、(満席の)他のお客さんはみんな、熱いおつゆを頼まれてました。
次の機会にはあったかいお出汁でいただいてみなくては。


「京菜家」から三条に向けて下がったところに漆の器を扱っている
「「漆の常三郎」があります。

こちらのお店は、製造元が直営されているのでデパートなどと比べると格段にお安い価格設定。
この神宮道の他に、銀閣寺道や 曼殊院道、二寧坂にもお店があります。

漆塗りの器のイメージといえば、高い・手入れが大変・使い辛い、など敬遠したくなる事の方が多いかもしれません。
でも、漆の器は実はすごく使い勝手がよく、しかも特別なお手入れはさして必要じゃないんです。

木地に漆を塗り重ねた器は、何より手に持った時、温もりが伝わってきます。
それに、熱いものを入れてもしっかり手に持つことができて、割れる心配もほとんどありません。

骨董でも、明治以前くらいまでの漆器は、それはそれはきれいです。
丁寧に塗りを重ねてあるのでほとんど傷む事もありません。
そして、嬉しい事に、陶磁器に比べるとずっと手ごろな値段で買うことができます。

私は、普段の食事や、おやつ時に、しばしば漆器を使います。
使った後は、ぬるま湯で洗って、綿の布でふいて、自然に乾かすだけです。
使うたび、つやがましていい色になっていくようです。

今日は、以前から欲しいと思っていた折敷を求めました。
木地の素材や、漆の種類、塗りの種類、大きさ、厚さ、
様々ある中から、木地に麻布を貼った上に根来塗りが施されたものを選びました。
わが家のテーブルや、普段使っているお箸などの色を考えてこれに決めました。

お昼ご飯を食べるまえに、やはり神宮道の和菓子屋さん
http://www.heianden-wagashi.jp/item_kisetu.htm

「平安殿」で、麩饅頭と竹に入った水羊羹を買っていたので
帰ってさっそくお茶にする事に。

この平安殿さん、店内に入ると、富本憲吉さんの書かれた扁額や武者小路実篤さんの額がかかっていて、
(やっぱり京都やなぁ)と思わせられます。

20070801232615.jpg
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コメント
- こんにちは -
こんにちは、コメントありがとうございました。
水羊羹と抹茶でしょうか?夏ですね。
いい日を過ごされましてうらやましいかも?
毎日草むしりに追われています。
又きます、よろしくね
2007/08/02 09:23  | URL | natutubaki #-[ 編集]
-  -
漆塗りは、大好きです。
祖父が、漆塗りの職人だったので、家には祖父の作ったものがいっぱいあります。
紫さんのおっしゃるとおり、漆器は、長い間使えるし、手入れも簡単だし、修理もできるし、なにより手に持った感触が好きなんです。
そして、漆器の香り。
あ〜、なんて心が落ち着くのかな〜って思ってしまいます。
2007/08/02 17:12  | URL | ば〜むく〜へん #-[ 編集]
- ちょっと接近 -
明日、京都市美のフィラデルフィア美術館展に
行きます。

1日違いですね。

混んでないといいなぁ。
後日になってる感想も楽しみです。
2007/08/02 20:15  | URL | meme #z8Ev11P6[ 編集]
- natutubaki さま -
お越しいただきありがとうございます。
竹流し水羊羹、ごくごくあっさりしたお味で、つるん、と美味しくいただきました。

暑い日でも、お抹茶をいただくと心がすぅっとするような気がします。

草むしり、大変ですよね、もう、まさに戦いです。
2007/08/02 21:32  | URL | 紫 #-[ 編集]
- ば〜むく〜へんさま -
こんばんは。

そうなんですか、お祖父さま、漆塗りの職人さんだったんですか。
お宅に漆器がたくさんあるって、すごく羨ましい >^_^<

一度だけ、漆塗りの工房をお訪ねしたことがあるんですけど、ほこりの一つも舞わないように、すごく気を使いながらの作業なんですよね。
でも、そうやって作ってくださる方のおかげで、私たちが楽しんで使わせていただける。
感謝、です。
2007/08/02 21:36  | URL | 紫 #-[ 編集]
- meme さま -
フィラデルフィア、私は水曜日でしたけど、けっこう混んでました。
でも、面白い作品がたくさん来てるので、きっと充実した時間を過ごせると思います。

感想、また教えて下さいね
2007/08/02 21:39  | URL | 紫 #-[ 編集]
-  -
こんばんは(^^)
「フィラデルフィア美術館展」、僕も行く予定なんです(^^)
同じルートにさせてもらおうかなぁ。。(^^)
2007/08/02 22:38  | URL | ひろ #-[ 編集]
- ひろさま -
こんばんは。

神宮道、ひろさんがどんな風に切り取られるのか、すごく楽しみです。
私がみた景色を、ひろさんの目を通して見せて下さいね。
2007/08/02 22:45  | URL | 紫 #-[ 編集]
-  -
竹筒に入った水羊羹はなくなった祖母の好物で、よく母が買ってきてご相伴にあずかったものです。とても懐かしく拝見しています。
京生ゆばうどん、京ふくさうどんは初めて聞きます。今度京都に行ったら食べてみたいですね。(今丁度空腹なのでつい食べ物に目が行ってしまって、笑)

とても夏らしくてステキです。
2007/08/03 01:11  | URL | 猫まんま #XPf/GE5Q[ 編集]
- 猫まんまさま -
おはようございます。

お祖母さま、流し水羊羹、お好きだったんですね。
思い出って、なにげないきっかけでビックリするほど鮮やかに蘇ってきますよね。

おうどん、ほんとに美味しかったですよ。
ぜひ、食べてみて下さいね。

台風の影響でしょうか、今朝も蒸し暑いです。
2007/08/03 06:53  | URL | 紫 #-[ 編集]
-  -
先日京都に行ってきました。
この記事を読んで、漆のお椀を買ってきました。

ちゃんとつかえるか心配ですが(笑)。
TBさせていただきますね。
2007/08/14 13:15  | URL | 猫まんま #XPf/GE5Q[ 編集]
- 猫まんま さま -
こんばんは〜!
京都にいらしてたんですね。

暑かったでしょう(笑)

漆器は、つかい慣れるとほんとに重宝します。
使い心地を、また教えて下さいね >^_^<
2007/08/14 21:44  | URL | 紫 #-[ 編集]
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