トプカプ宮殿の至宝展は薔薇の香りに包まれて
2007/11/24(Sat)
京都文化博物館で開催中の「トプカプ宮殿の至宝展」にでかけてきました。




会場となっているのは文化博物館の4F。
エレベーターを降りると甘い花の香り。
どなたかがつけてらした香水か・・・・・・

そう思いつつ会場入り口を入ると展覧会には付き物の「出品目録」
見ると、二つの山に分けられていて
「薔薇の香りつき」「香りなし」となっています。




さっき感じた香りの正体はこれのようでした。
迷わず「薔薇の香りつき」を一部いただいてさっそく鼻元に近づけて見ましたが、会場があまりにも薔薇の匂いで充満していて、目録自体の香りがよくわかりません。
ざんねん!

さて、展示されているのは

強大な武力の象徴である武具・武器の数々はトルコ石やルビーなどの宝石で飾られ、闘う前にそれを見た敵に対し、財力を見せつけることで戦意を喪失させるという目的を十分に果たしていたのだろう、と思いました。

また、展示品の中には公文書もありました。
王の花押の入った文書は、文字そのものが美しい一つのデザインになっていて、いかにもこの国が、財力が豊かなだけだったのではなく、文化的にも勝れていて、名実ともに優雅な生活をおくっていた、ということがよくわかりました。

そして、武器や書類や、絵画にはコーランの教えが、美しい飾り文字で描きこまれています。
偶像崇拝を禁じられていたイスラーム。
キリスト教や仏教などのように「神」の姿を摸した像は何もありませんでしたが、王の姿を描いた絵画が数点。
それは模造紙のような固い感じの紙に顔料で描かれていましたが、背景を金箔で飾るなど、江戸時代の日本の絵を、どこか思わせるところもありました。

考えてみると、オスマン帝国の位置した地中海と黒海に挟まれたあたりは、まさにシルクロードの中心地。
東と西を結ぶ、すべての文化はここからはじまった、と言われている土地。
衣服、日用品、楽器、料理 などがここから四方へ広がり少しずつ姿を変え、その土地土地に根づいていったのでしょうね。

それにしても、すべてのものが、これでもか、というくらい色とりどりに宝石で飾られ、そのまばゆさはため息が出るほどでした。
女性の入場者がとりわけ多いのも納得です。
アクセサリーはいうに及ばず、食器や履物にまでも宝石がちりばめられています。

チケットに印刷されているのはターバン飾りですが、これの実物も本当に見事でした。
なにより中央のエメラルドの大きいこと、そして色の深いこと。

衣類にはチューリップなどの花がびっしりと刺繍され、てぬぐいは、ガーゼやオーガンジーに金糸・銀糸を織り交ぜた色とりどりの色糸で飾られています。
あんな薄くて柔らかい生地に刺繍を施すのはどんなにかたいへんな事でしょう。
わたしだったらもったいなくてとても手を拭いたりできません(笑)

会場の最後のコーナーには、中国・景徳鎮窯や龍泉窯で焼かれた青磁の大皿や、壷。
その壷には取っ手と注ぎ口を銀で細工して作り、水注に作り替えられていました。

会場出口にはミュージアムショップがあり、薔薇の香りのワセリンクリームと薔薇のローションが売っていました。
買おうかどうしようか随分迷っていたら、レジ横にテスターがあるのを発見。
クリームを手に擦り込んでみました。
わぉ! すごい薔薇の香り。
・・・・・・これ、ぬったままお料理はできないなぁ

で、断念。
代わりに(?)、フルーツのジェリーとチャイティー用の茶葉を購入。




このジェリー、美味しいんです!
しっかりした歯ごたえと、フルーツの甘み、それに、ジェリー同士がくっつくのを防ぐために白い粉(なんだか怪しげ?)がいっぱい振りかけてあるんですけど、この粉、薔薇の香りがするんです。
たぶん、薔薇の匂いつきの粉砂糖かな?

このジェリーを買うためだけでももう一度行ってみたいな。


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コメント
-  -
こんにちは TBありがとうございました。
あうう、薔薇の香の粉…素敵です〜〜
悩みに悩んだ末に買わなかったのが悔やまれてきました〜ざんねん。
それにしても優雅で豪奢でしたね。
あの刺繍やカフタンの装飾にはただただ驚きでした。

帝國というものがどういったものかを、こうしたところからなんとなく推し量れそうです。
2007/11/24 16:14  | URL | 遊行七恵 #-[ 編集]
-  -
昨日、イノダでコーヒーを飲んで、文化博物館を脇目に見ながら帰ってました。
そのときトプカプ宮殿展気になってたので、なんてタイムリーな。面白そうですね。またすぐ京都に行きたくなりました。
2007/11/24 18:32  | URL | さいがじろう #-[ 編集]
-  -
礼拝用の絨毯に、手や膝、投地した時に額をつけたであろう、あたりがすり切れたあとがついていたのも興味深くみました。

ジェリー、会期中に本気でもう一度買いに行こうかと考えています(笑)
2007/11/24 18:58  | URL | 紫 #-[ 編集]
- さいがじろう さま -
京都にいらしてたんですよね。
この三連休はどこに行っても人だらけでしょうけど、機会があればぜひ。
ため息とともに、豪奢な気分にひたれました。

2007/11/24 19:03  | URL | 紫 #-[ 編集]
-  -
こんばんは。
この展覧会は、来月中旬から名古屋市博物館に
巡回します。
実はいまだかつて名古屋市博物館へは一度も行った
ことがありません!

紫さまの記事を拝見し、初名古屋市博へトプカピの
至宝を見に行こうと思います。

香つきの作品目録とは素敵なアイデアですね。
2007/11/24 21:20  | URL | meme #z8Ev11P6[ 編集]
- 宝石 -
 トプカプの 短剣は ありましたでしょうか
 福岡あじあ美術館で見たとき そんなにいっぱい宝石つけんでも! とさけびました。一枚目の ターバンのエメラルド  すごすぎです。現地で見るのが夢です。
2007/11/26 07:15  | URL | 水戸小紋 #-[ 編集]
- 水戸小紋 さま -
刀剣は長さ80ー90センチほどの物が2本、30ー40センチほどの短刀がやはり2本、展示されていました。
いずれも「そんなにいっぱい宝石つけんでも!」状態でした(笑)
ほんとうに何もかもに、あふれるほど宝石がつけられていて、目福をいただけましたが、あるいは、目の毒、と言うべきかもしれません。
会場にいらした女性陣は皆さん、ため息とともに御覧になっていました。
2007/11/26 23:34  | URL | 紫 #-[ 編集]
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