京都・嵐山 花灯路 2007 
2007/12/18(Tue)
最終日まで後1日になっていた、12月16日 日曜日
京都・嵐山花灯篭に出かけてきました。

夕方5時、阪急嵐山駅を降りると、すでに大勢の人出。
渡月橋を目指してなんとなく人の列ができています。
途中、河原では振舞い酒のテントや、バンドのライブをやっている特設ステージがありました。

夕闇の渡月橋です。





渡月橋に近づくほどに、向かい側の山が、ぼぅと夕闇に浮かび上がって、まるで、春先の桜が闇に咲いているかのような景色に、




ちょっと「八墓村」みたいですか?

?と思いつつ進み行くと、ちょうど橋の南にあたる山が様々の色のライトアップがされ、そのせいで、山全体が浮かび上がって見えているのでした。
いきなりの幻想的な景色に、(おぅぅっ!)とちょっと感激。

実は、この花灯篭、自然の中で人工の光って、どうなのかなぁ、と内心、うがった印象を持っていたのです。
と、いいつつ、春の東山の花灯篭にもしっかり出かけたわたくし。

紅葉の時期が終るとどっと落ち込む観光客の掘り起こしのためのイベント、とわかっていつつも、乗っかってしまう悲しい性。
嵐山は、まさに人だらけでした。

人だらけで通行制限されている橋を渡って、順路に従い、ライトアップのメイン、嵯峨野の竹林を目指しました。
すでにあたりは暗いし、朝からの雨のせいで足元がぬかるみ滑りやすくなっているので歩くのも慎重になりがち。
しかも大勢の人が、シャッターポイントではみな立ち止まって携帯やデジカメを構えるせいで、なかなかスムーズには進めません。




こんな感じとか、



こんな感じとか。

嵐山いったいは、道の両脇に、和紙に紅葉の葉をすきこんだ灯篭で足元を照らしてくれているのですが、2時間サスペンスでおなじみの竹林は、途中、要所要所で下から竹をライティングしていて、オレンジやブルー、グリーンに染められた竹がざわめくさまは、ほんとうに幻想的でした。

途中のトロッコ列車の嵐山駅もライトアップ




今回のライトアップにあわせて夜間拝観を実施している、常寂光寺・二尊院を拝観させていただきました。




常寂光寺は、紅葉の季節のパンフレットにはなからずといって良いほど、山門からの石段の景色が載っているお寺で、今はその紅葉も大方は葉を落としてしまっていましたが、長い石段の両脇に置かれた灯篭が幽玄の世界へいざなうかのようです。
竹林を巡っていた大勢の人も、どこへ消えてしまったのだろう、と思うほど、拝観客はまばらで、静かなお庭を巡ることができました。




境内の小高い山の上には重要文化財に指定されている多宝塔がみえました。




ニ尊院では、本堂にあがらせていただけたので、以前からみたいと思っていた二体のご本尊、阿弥陀さまとお釈迦さまを拝見。




映像でみていて想像していた仏さまよりずっと小さく、かわいらしいお姿でした。
光背の細工の美しさ、両のご本尊の表情の違い、けれど、どちらの仏さまも優しく、穏やかな表情でいらっしゃいました。

本堂の縁で、ご自身で作られた竹細工を並べていらっしゃる男性が、拝観に来られた方たちとお話をされています。
なんとなく、光に誘われて覗き込んでみると、それは細かな作業で、1本の竹に、透かし彫りを施して灯篭にした細工物がならんでいました。
どれもこれも、その作業を思うと、なんと根気のいる、美しいものなんだろう、としばし見入ってしまいました。
製作者の方は、「時間さえあればどなたにでもできますよ」とおっしゃっていましたが、とてもとても……







二尊院を出て、来た道を折り返します。
落柿舎(芭蕉の門人の一人、向井去来の閑居だったところです)を過ぎ、



落柿舎の門のそばの柿の木


竹林に戻って、行きには通り過ぎた野宮神社に行きました。




ここ、行きに通った時から何やら謡いのような声が聞こえてきてたんですけど。




ご神体をお奉りしている社の前で3人の男性が、凛とした空気の中、朗々と謡っていらっしゃったんです。
それはそれは見事なお声でした。

帰りは嵐電にすることにして、嵐山駅へ。
なんと、ホームに「嵐山温泉」とかかれた小屋のようなものが・・・・・・
まさか、駅のホームに温泉???
のぞき込んでみると「足湯」です。
何人かの方が足を温めていらっしゃる様子でした。
ちょっとびっくり!

嵐山から帷子の辻(かたびらのつじ・きれいな駅名ですよね)で乗換えて、北野白梅町(北野天満宮の近くです)へ。

うちに帰って、嵐山の無人販売所で買ってきた柚子で、足湯ならぬ、この日、わが家は柚子風呂でした。



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コメント
-  -
帷子って浴衣のような着物?って書きながら読めなくなったりして冷や汗もの(^^;)。
柚子風呂といえば冬至、季節感たっぷりですね〜
2007/12/19 21:41  | URL | aki #-[ 編集]
- akiさま -
akiさまに言われるまで帷子のなんたるかも知らなかったわたしです。こちらこそ、冷や汗・・・あはは・・・

『帷子とは、古くは装束をつけるとき、汗とりとして着たもので、生絹(すずし)・練り絹(ねりぎぬ)または麻糸で織った布で、色は白が正式だが紅帷子も用いられていたといいます。江戸時代には、夏の単衣で麻製の着物をさすようになりました。』
と、ネットで検索したら出てきました。
ほんとにネットってお利口さんで助かります・笑

2007/12/20 22:10  | URL | 紫 #-[ 編集]
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