梅雨時のお仕事
2008/06/09(Mon)
自宅近くの北大路通りには街路樹にクチナシが植えられている区間があって、雨が降ったあとなどはひときわ香りが強くなります。
今日も午後のひと時、雷がごろごろと鳴り出したかと思うと激しい雨が降り始めました。
雨が上がってクリーニング屋さんへと自転車で走っていると空気の中にクチナシのいい香りが充満していました。
みると、信号待ちで足を止める人の視線も自然とクチナシに向けられているようです。

自分の中でルールを作っている家事はいくつかあって、
例えば、土曜日にはシーツやピローカバーなどの寝具カバーを洗濯する、とか
日曜日には洗面所やキッチンなどのマット類を洗う、とか
(洗濯系ばっかりやん! この寝具カバーの洗濯の頻度が世間一般と比べてどうなのかは非常に興味深いところ。  以前、林真理子氏のエッセイを読んだときには寝具のカバーは3日ごとに取り替える、と書かれていて少し凹んでしまいました)
どちらも忙しく仕事をしていたときの名残の週末ルールですけれど、時間を自由に使えるようになった今でもなんとなく曜日のルーチンワークとして私に中に残っています。

同じように連れ合いが決めている連れ合いのルーチンもあって、彼は日曜日には花木たちに液肥を与えることにしているようです。

月単位で決めているルーチンは、水道の浄水器のカートリッジの取替えとか(京都の水道水は、悲しいけれどあまり美味しくないのです)、排水パイプの洗浄
本当は床のワックスがけなども「月の初め」と決めておきたいところですけれど、これはついつい忘れがち、気がついたときにすることで(まぁ、いいか。。。)と思っています。

年単位でいうと、6月と10月の衣替えとかカーペットの敷き変え、扇風機やオイルヒーターの出し入れなど。

いずれにしても住まいに関することが多いのですけれど、忘れてならない、保存食作りも自分の中の大切な年中行事です。
先週、連れ合いはなにやら忙しく、東京・福岡と3日連続で出張していたのでその間にこの時期の保存食を一気に作りました。

店先に梅の実が並んでいるこの時期は、梅ジュース。
作り方も簡単だし、夏バテ防止にもうってつけ。



これで梅1kg
あともう3kg作ります。

こちらは紫蘇ジュース



これも作り方はいたって簡単。大して手間もかからず梅雨時の鬱陶しさを吹き飛ばしてくれます。

らっきょう漬け




らっきょうを洗って切って、していると家中らっきょう臭くなってしまいます。

梅干も作れればいいんですけど、これは美味しい紀州の南高梅を買うことにしています。

いずれも蒸し暑い盆地の夏を乗り切るための我が家のアイテムです。

さて、先週、東京へと出掛けた連れ合い、仕事が入っていたのは午後からだったのですが、そういう時は大抵、朝早い時間ののぞみで京都を出て、美術館をまわります。
今回は「薬師寺展」開催中の東京国立博物館へ。

人気の展覧会は朝10時には1時間半待ちだったとか。



こんな行列を写メで送って来てくれました。
連れ合いが見終わって会場を出たときには待ち時間は160分になっていたそうです。
熱射病にはご注意。

この記事のURL | おいしいもん | CM(18) | TB(0) | ▲ top
梅雨の晴れ間に
2008/06/09(Mon)
天気予報は雨、だったにもかかわらず今日の日曜日はいいお天気に恵まれました。
明け方、雨の音で目が覚めたのでひどく降っていたようですけれど。

さて、京都・北村美術館で本日まで開催中の『平成20年 春季取合せ展 吉野懐古』に出掛けることにしました。
例によって会期終了間際の駆け込みです。

北村美術館は大抵の場合、展示会場をお茶時の席に見立てて、入場者は亭主に招かれた客のようにお道具を拝見していく、という展示の順番を取ってあります。
寄付から始まって、お濃茶、お薄茶懐石前段、懐石後段、そのほかに番外として今回は吉野の風景を描いた屏風、女神坐像が三躰、嵯峨桐金襴裂、宝尽唐子遊緞子裂の4点が展示されていました。

いいな、面白いな、と思ったものはいくつかありましたけれど、
寄付の手焙
胴の部分に松と梅が蒔絵で描かれ、ほやに竹が細工された大振りのもので材質はわかりませんでしたが大きな木をそのままくりぬいて作られていました。
全体の雰囲気がおおらかで楽しく面白い手焙。

お濃茶の席では漆の瓶子
花入れですけれど、竹の文様が施されいい感じに漆がはがれ下地が見えていて、形は上部が大きくふくらみを持って裾に行くほどすぼまった温かみのあるものでした。

お薄の席でいいな、と思ったものに干菓子器がありました。
根来の盤に少し高めの足のついたものでひし形に近い葉のような形をしたものです。

懐石の器の中にも黄瀬戸の杯や藍和蘭の鉢物など、なかなか上品な取り合わせで全体をまとめてある感じがしました。

前に北村美術館の記事を書いたときにもご紹介しましたが、ここの美術館の隣にある四君子苑と名のついた数寄や造りの茶苑が素敵で、美術館のガラス張りのロビーからその様子を見ることができます。







北村美術館をでて一休み、
すぐ近くの「李青」はお気に入りの喫茶室。




ここも以前に記事にしたことがありますが、高麗美術館の創始者の娘さんが経営されている韓国のお茶がいただける素敵なお店です。



お店の前に咲いていました。
葵の仲間かと思いますが、なんでしょう?

店内は李朝家具でしつらえられていて、家具や器をみるのも楽しみ。









黒高麗の壷にはアザミが飾られていました。
今日いただいたのは「スジョンガ」
しょうがと桂皮を煮出したものに蜂蜜と干し柿を入れたさわやかな夏向きの飲み物です。



私はこれとシフォンケーキ
連れ合いはお餅





スジョンガをいただいているとお店の方のお知り合いらしき方が「一枝だけど」と花を持ってこられました。
早速パンダジの上の花を入れ替えられたのでもう一枚、画像を撮らせていただきました。



飾る花が変わるだけで随分雰囲気が違います。
こちらはうつぎでしょうか。

ほんとにおいしいスジョンガをいただいて、今度は自転車を飛ばして楽美術館へ。

こちらは来週の日曜日まで「樂家の系譜 歴代の名品」を開催中。
今日は特別鑑賞茶会の開催日なので大勢の人でにぎわっていました。
ここでは楽美術館が持っていらっしゃる器で茶会を楽しむことができます。

ご近所ということもあってもう何度も足を運んでいる場所ですけれど、いつ訪ねて来てもほのかに香るお香に気持ちが休まるような気がします。
今回も初代から当代までが焼かれたお茶碗が並んでいました。
やっぱり私は長次郎の焼いたお茶碗が好き。
小ぶりで薄く手ひねた、掌にのせた時の温かみが伝わってくるような作行きがなんとも好ましい。

時代が下がるにつれておそらく美術品になってしまったがために一度も使われることなく収蔵され展示されるだけのお茶碗がすこし残念で、味わいがつかないままの器を見ると思わず(使って欲しい)とお茶碗がいっているような気がします。
その点でも長次郎の作ったお茶碗は様々な人の手によって何度もお茶が点てられ幾人もの人の手で愛でられた器がもつ独特の味があって、それが私をひきつけるのだと思います。

今日、残念だったのは、楽美術館の中で平気でおしゃべりを続けている人が少なからずいたこと。
おそらく予約したお茶会の時間を待っていた方なのでしょうが、待合があるにもかかわらず展示室の中で作品の前に立ったまま、もしくはベンチに座ってその場に関係のないおしゃべりをかなりのボリュームで交わしていました。
場にふさわしい行動を、と自らをも戒めつつ、帰路に着きました

この記事のURL | おいしいもん | CM(14) | TB(0) | ▲ top
讃岐うどん食い尽くしだケロッ!
2008/05/27(Tue)
日曜日、友人たちと讃岐うどんツアーに出掛けてきました。
ひと月ほど前、転勤で香川に異動した元同僚から散々「本場の讃岐うどんがいかに美味しいか」を聞かされ、それなら、と「いざ、讃岐」に行くことになったのです。

メンバーの中で一番遠い私の始発電車の時間に合わせて、それぞれ大阪・兵庫から兵庫県の垂水(たるみ)駅・午前7時集合、そこからは車での旅となりました。

往復で別々のルートを、ということで往路は山陽自動車道で岡山を抜け瀬戸大橋をわたり香川県入りしました。

雑誌やネットの口コミで評判のお店は日曜日は営業していないところが多く、幾分残念な気持ちもありましたが日曜営業のお店をできるだけまわろう、という計画でした。

評判の製麺所はどこも人であふれていましたが、メンバー全員が「ここが一番おいしい!」と意見が揃ったのは丸亀市の「なかむらうどん」さんの「冷たい出汁うどん」。
讃岐うどんと言えばなんといってもぶっかけですが、ここの冷たいお出汁でいただくうどんは最高。
麺の太さも太すぎず、なんと言っても鰹の風味が香る、あっさりしているけれどこくのあるお出汁は一滴残らず飲み干してしまいました。

その「なかむらうどん」
行ったときには「1時間待ち」の案内板がお店へと続く道の入り口あたりにあって、列もこんな感じ。




おわてて並んだのですが私たちの後ろには瞬く間にどんどん列ができてきます。
暑い中、わいわいおしゃべりしながら並んで食べたおうどんの美味しかったこと。
うっかり画像をとるのも忘れてしまうほどです。

食べ終わってふと見ると行列が半分くらいに短くなってました。
みんなして、
「時間が悪かったんかなぁ、一番混んでる時間帯に来てしまったんかも」
などと話しながら駐車場のほうへ歩いていると




列が短くなっていたのは玉切れになっていたからなのでした。


さて、香川を車で移動中見つけた中で一番おもしろかったもの。




なんだかわかりますか?
これ、車道と歩道を分けるガードレール。
カエルのガードレールです。
かわいくて、見つけた瞬間思わず携帯で撮りました。
走行中の車の中から携帯での画像なので不鮮明なのはちょっと残念。

ドライブ中、田んぼに思いっきりはまってしまってる車を目撃したり、でっかい船の形をしたドライブインを見つけたり、うどんだけでなく楽しい一日になりました。

復路は徳島から淡路島を縦断して明石大橋へ。
とっぷりと日も暮れてライトアップがきれい。




橋の上から見る対岸の明石や神戸の夜景もとってもきれいで、運転してくれているドライバーには気の毒でしたが最後まで楽しい讃岐うどん食い尽くしの旅、
帰宅して体重計に乗ると2キロ増加というお土産つきでした とほほ (^_^;)

この記事のURL | おいしいもん | CM(18) | TB(0) | ▲ top
お肉を食べに
2008/04/09(Wed)
大切な記念日だった昨日。
前から気になっていたお店に食事に出掛けました。

堀川上立売東入ル 「安田」というお肉のお店です。

美味しいお店というのはなんとなく外から見ればわかるように思います。
料理人の心遣いやプライドのようなものがにじみ出ているんでしょうか、外回りがきちんと掃除され整っていて来客をもてなそうという気持ちが、きっと店構えに出てくるんだと思います。

さて、重い引き戸を開けて入ってみると玄関、靴を脱いでもうひとつ引き戸を開けるとかなり奥行きのあるカウンターが目に入ってきました。




コースの種類がいくつかあったのですがオーナーさんのアドバイスでお店おすすめの特選ステーキ懐石と特選焼肉懐石を連れ合いと半分ずつ頂くことにしました。

まず八寸



牛のたたきのオニオンスライス巻き、ホタルイカのみぞれ和え、大根とにんじんのなます、菜の花のおひたし、ふきとお揚げさんの炊いたん、かぼちゃを蒸したん

どれも素材の味がしっかり生かされていて美味。
それぞれに味付けや調理法が違っているので一つ一つが楽しみ。

次にステーキのコースにはヘレをさっとあぶって野菜と合わせたもの。


お肉が甘くて、あぶったとふちが香ばしい一品。

焼肉のコースには塩タン。


さっと焼いたタンをレモンの切り口に押し当てるようにしていただきます。
絞るとレモンの皮の苦味が出るからだそうです。

サラダが出てきて、さて、メインの登場。
まずはヒレステーキ。




柔らかくてジューシー、厚みもしっかりあって、網の上で切り口を転がすように焼きます。
たれは2種類。
少し甘口のと、さっぱりポン酢味。

ヒレステーキを食べ終わったタイミングを見計らって今度はサーロイン。
見事にさしが入って見るからに美味しそうな肉です。



あまり焼いてはせっかくのお肉が台無しなのでさっと網に乗せるくらいで口の中へ。
うーーーーっ、とろける。
美味しすぎました。

次は海鮮と焼き野菜。



若い頃と違ってあまりたくさんは一度にいただけないので美味しいものを少しずつ。
そう思いつつ、アラカルトでミノとタンのユッケをお願いしました。






この後、ごはんとお漬物にわかめスープ。
デザートはコーヒーゼリーと抹茶のアイスクリームでした。

落ち着いた照明、掘りごたつ式のカウンター、ジャスが静かに流れて、雰囲気のいいお店でした。
とてもいいお肉を扱っていて、なにより私がいいな、と思ったのはお料理が出てくるタイミングの良さでした。
一品を食べ終わった頃にあわせて次が運ばれてくる手順よさが素敵。

お肉大好き、にくおんなの私としては幸せいっぱいでそぼ降る小雨の中、家路につきました。
この記事のURL | おいしいもん | CM(18) | TB(0) | ▲ top
今夜はうどん寄せ鍋
2008/03/03(Mon)
到来物のうどんの寄せ鍋セットが届きました。

クール宅急便の段ボールをあけるとこんな包みが出てきました。




(おぉ! なんか本格的!?な感じじゃない!!)

薄紫の包みをほどくと、




おめでたい雰囲気満載の紅白の水引に、春を知らせる菜の花の熨斗紙
もちろん、メインのうどんとお出汁も入ってました。

大阪・道頓堀の『今井』さんのお取り寄せ、
具材とお出汁がついていて、お鍋で温めるだけでいただける、台所を預かる立場としては嬉しい贈り物です。

自分で作るうどんすきも、それはそれで充分美味しいのです。
鶏肉やお野菜をたっぷり入れて、いろんな味の混ざったお出汁で食べるうどんは本当に美味しくていつもついつい食べ過ぎてしまいます。

けれど、
なかなか家庭ではここまでは・・・・・・




なんてちまちまとかわいいんでしょう。

ホタテに海老、あなご 鶏肉 生麩 出し巻き卵に湯葉 お餅 かまぼこ がんもどき
他にも エノキや人参 椎茸 白菜 ふき 春菊など

どの食材もそれは丁寧に下ごしらえがされていて、下味がちゃんとつけてあるようです。

お料理は見た目もご馳走。
わかってはいても仕事をもちながらの食事の支度はともすればこういう「目で味わう」気配りを怠りがちになります。

せめてお休みの日くらいは、と
自分なりに「美味しく食べる」工夫をしているつもりではいても
こういうプロの仕事をみると色々と思うこともあって。

些細なことだからこそ、その小さな事を大切に。

丁寧な生活をしていかなくちゃ、

贈っていただいた寄せ鍋セットは、口に入るものだけでなく、どうやら私の心にとってもご馳走になったようです。

この記事のURL | おいしいもん | CM(15) | TB(0) | ▲ top
前ページ | メイン | 次ページ